本町の家(F邸)
緩やかな反りを描いた瓦屋根と、卍崩しという伝統紋様を用いた高欄、コンクリート部は杉板目。寺社仏閣が数多く集約された、岐阜町の歴史と文化を尊重した意匠とし、この場所にしか成立しえない建築を目指しました。
ここから金華山へと続く岐阜町の入口に、初めてこの街を訪れた人には、ここから岐阜が始まるという期待感を膨らませ、この街の人々には、古き良き街の景観をいつまでも継承し続けてほしいというお施主さんの思いが詰まっています。
(安田(知))
エリア : 岐阜県岐阜市
構造規模 : 101.04平米(30.56坪)
仕様など : 階数/2階
竣工年 : 2014年9月28日