新生左岸になる部分です。
改築となるため、部分解体と、土間コンクリート打設まで完了してます。
既設部分の欄間ですが、卍崩しを取り入れた意匠となってます。
桂離宮で見られる卍(月の字)のようなシャープさで、
全体は曼殊院の欄間の意匠に近いけど、
非常にバランスが取れたきれいな形をしてます。
こうゆうのを見ると昔の職人さんがいかに美的センスが良いかということに気付かされます。
昨年、本町の家という物件で卍崩しをモチーフにした高欄を作りました。(ちなみにその時は法隆寺の金堂がモデルでした。)
きれいなプロポーションを作るために、(自称)卍崩しマスターと呼ばれるほど勉強し、何枚も図面を描きました。
こんなところで卍崩しにまたお会いできるとは・・
感動半分、卍崩しの呪縛から抜け出せてない感半分といったとこでしょうか・・
投稿者:安田( 知)